竹之内淳志 JINEN舞踏 群舞スペクタクル
生と死、転生の曼荼羅』
2007
123日(火)24日(水) 開演20:30
at
ESPACE CULTUREL BERTIN POIREE 



                 Photo from “Butoh Byou”2006 by Laci Zajac

私が死んだらどこに、誰かに生まれ変わるのだろうか、母の胎内以前はどんな世界にいて何者だったのだろう。

人の生涯が70歳位とするなら、70年前は既に前世、700年前は10人前の自分、7000年前は100人前の自分がいる。70年後、7000年後も同じように来世の自分がいるのかも・・・。

自分の前後に100人ずつの前世と来世の自分が、1万年の静かな一本の川の流れのように歩いている。

此の人たちは、どんな生を送り、死を迎えたのだろうか。ある者は何かを成そう伝えようとして、戦争や疫病、精神の病を得て未完のまま死に、ある者は犯罪を犯し苛まれる心のまま死に、ある者は子や親を失い、ある者は宗教に帰依し出家、ある者は新天地を開拓するべく旅に・・・。皆魂の開放を求め、真実を求め、あるものは殆ど到達し喜びと希望の途上で、あるものは何もかもうまく行かず深い悲しみの内に、死を迎えた。

彼らの言葉にならぬ声を体で感じ、その者達に成って踊る。彼らや自らの内にもある、1万年引き継いできた暗部に封印された魂を、隠さぬ真の生命の発露と捉え、解き放ち、開放された光にするまで、唯々踊り続ける。

前世来世があるか誰も知らない、しかし、1万年の川も始めは深い地中から湧き出し、永い旅の末広い海に繋がっていくように、僕らは死んで全ての生命に繋がっていく・・・。全ての生命は生と死を繰り返している。

自身を含めた、全ての生命の明と暗、陰と陽その両極を深く抱きしめ、全ての生命を踊る、それは自らの魂の開放であり、転生を繰り返してきた様々な生命達への鎮魂歌である。  

                                                         竹之内 淳志



構成・演出・振り付け 竹之内 淳志

 

音楽:小宮広子 (パーカッション・竹・石・鈴・貝・ドラム・ヴォイス)、 フランソワ・サルディ(エレクトロ アコースティック)

アシスタント: 大田佑子、ジョン=ダニエル・フリッカー、セリーヌ・アンジェル

 

 

ダンサー:

23日(火)竹之内淳志地組 (大田佑子、アルベルト・カコパルディ、ブルーノ・サルバドール、ココ・タタム=バンクス、エルザ・ペルノ、櫻井博、ジュリー・ピシェット、ミリヤム・モラド、セバスチャン・バダチャウイ、セルマ・シャルマ)
24日(水)竹ノ内淳志&風組 (ジョン=ダニエル・フリッカー、セリーヌ・アンジェル、アリーチェ・マスプローネ、アンジェラ・サンマルコ、エマニュエル・ジャケ、エヴァロッセラ・ビオロ、フランソワ・ジョンティ、イングリット・ヴァッス、レオナルド・クリスティアーニ、マホン・カルモディ、マヤ・ボナッツァ


<予約&問い合わせ先>
Espace Culturel Bertin Poiree
Association Culturelle Franco-Japonaise de TENRI
8-12, rue Bertin Poiree 75001 Paris

<参考になる情報資料>
以下は2006年舞踏作品創作ワークショッププロジェクトの写真等が載っているページです。
http://millenary-euphoria.net/frame.htm  * galleryをクリックして、Globe JINEN Atsushi TAKENOUCHIのサイトへ。そして右上の2006 January Paris(FRANCE)のアイコンから.
http://rejectedpeople.free.fr/news.php